こんにちはOGAです、3月25日に開催「PENTAX体験会スペシャル in 東京」にて実施したワークショップの模様をお届けします。今回は写真家・大門美奈さんを講師にお招きしての開催です。天気はあいにくの雨でしたが、普段とは違うシチュエーションに積極的に挑戦する参加者の皆様がとても際立ったワークショップとなりました。

撮影者:大門 美奈氏

講師プロフィール

大門美奈
横浜出身、茅ヶ崎在住。リコーRING CUBEの公募展をきっかけに写真家となる。作家活動のほかアパレル ブランド等とのコラボレーション、またカメラメーカー・ショップ主催の講座・イベント等の講師、雑誌・ WEBマガジンなどへの寄稿を行っている。個展・グループ展多数開催。代表作に「浜」・「新ばし」、同じ く写真集に「浜」(赤々舎)など。 www.minadaimon.com

使用機材

今回の貸出機材は「PENTAX K-3 Mark III」と「HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited」です。APS-C機である「PENTAX K-3 Mark III」と組み合わせて使う事で、35ミリ判換算値で47.5mm相当となり標準レンズのような画角で使えます。またこの組み合わせはカスタムイメージSpecial Edition「冬野」が使用できる為、今回のワークショップではオススメのカスタムイメージとして参加者様にお伝えしてます。

カスタムイメージSpecialEdition「冬野(FUYUNO)」の特長については、色味が「鮮やか」に比べ彩度を抑えられており、クリアな画作りを意識することで、冬の凍てつく空気感を表現しています。彩度を抑えつつも、赤みがかった茶色や、少し青みがかった白を意識した画作りで「ほのか」や「里び(SATOBI)」とも異なる色表現が得られます。詳しくはこちらを参照下さい⇒カスタムイメージSpecialEditionとは

「カスタムイメージSpecial Edition」は「春夏秋冬」をテーマに作られてますが、決して四季に合わせて使わないといけないものではないので、今回の様に雨天の撮影においてどの様な写真が撮れるかとても楽しみです。

撮影会の様子

今回の集合場所は神保町に立ち並ぶビルの一つ、「PENTAX体験会スペシャル」の会場内になります。あいにくの雨模様にもかかわらず開場待ちの方もチラホラ、ワークショップの受付も特にトラブルもなく、予定の時間どおりにスタートできました。今回講師としてお呼びした大門先生のご紹介とカメラの説明を終え、早速カメラと傘を持って撮影に歩き出します。以下参加者様の写真と共にイベントレポートをお伝えします。

序盤は雨で足が重いみなさま

会場出てすぐに撮影チャンス

会場を出たところにある「博報堂旧本社跡地」の桜を撮影する参加者様、散った桜が地面をピンク色に染めており濡れた雰囲気とマッチしていてとても綺麗です。雨の日の撮影はあえて撮りに行く事は少ないかもしれません、今回の様なイベントは普段とは違う被写体との出会いがあり、ある意味では貴重な体験になるのではないでしょうか。

撮影者:大門美奈氏 1/1250sec F2.0 ISO200

 

撮影者:団地様 1/320sec F3.2 ISO200

撮影者:もこ様 1/320sec F2.5 ISO2000 CI:雅(MIYABI)

片手撮影でスナップ

ブルーシートも被写体

「神田警察通り」を通り九段下駅のある方面へ進みます、雨の中を颯爽と歩きみんなを先導する大門先生を、追うような形でついて行く参加者様、歴史的な建物が多い神保町を縫うように進みながら、それぞれの視点で被写体を見つけ切り撮っていきます。歩きはじめは雨に濡れないようにと気にしていた参加者様も、徐々にスイッチが入り濡れる事より写真を撮る意識にシフトしていくのが分かりました。

撮影者:hiraki様 1/60sec F4.0 ISO250 CI:ほのか/調色パープル DF:ハイコントラスト

「靖国通り」沿いに出ると本の街らしく書店が多くあり、それぞれの店先は他の地域にはない趣きのある雰囲気を出してます。また、晴れていたらきっと出ていたであろう出店にはブルーシートがかぶされて置かれてます。晴れの日のにぎやかさを想像した時、雨というシチュエーションはしっとりと少し寂し気に感じました。

撮影者:@Yasuhiro Shimano様 1/60sec F8.0 ISO3200

撮影者:カキセラ様 1/100sec F4.0 ISO100 CI:クロスプロセス

撮影者:宿谷様 1/100sec F2.5 ISO200 CI:リバーサルフィルム

「靖国通り」を直線距離で約2km程撮り歩き、九段下駅付近を左折し今回の目標地である「九段会館テラス」に到着、昔の「九段会館」の名残を残しながらそびえ建つ地上17階のビルは表から見ると2022年に開業したものとは思えない歴史を感じる造りになってます。「九段会館テラス」のすぐ横は皇居外苑のお堀があり、堀を挟んだ向こう側には武道館が見え、手前の斜面には桜が咲いています。

堀の向こうの桜と緑と雨が綺麗

手前のガラスの壁に桜

他にも撮影してる人がちらほら

撮影者:まさやん様 1/60sec F13 ISO800 CI:ポップチューン

撮影者:8maincoon8様 1/250sec F4.0 ISO800 CI:雅(MIYABI)

撮影者:トム様 1/125sec F2.8 ISO200 CI:鮮やか

雨の中の撮影も「九段会館テラス」を一通り撮影した後に一時解散、後半の講評会の為に昼食と移動をします。

講評会の様子

後半パートの講評会、撮影後各自昼食をとり再集合。雨の中から室内へ入り暖がとれほっとしつつも、大門先生から各自3枚の写真提出を言われていた参加者様達は、カメラに向かい合い写真をセレクトしてます。撮った写真を講評してもらうのは初めての方には楽しくもあり怖くもあり、緊張する方が多いです。

 

大門先生のリズム感のあるテンポですすむ講評会に、みんな納得の様子。普段撮る事が少ない雨の日というシチュエーションに、他の方の写真にも興味津々なのが伝わってきます。参加者様9名計27枚の写真を講評し今回のワークショップの全行程が終了です。今回は「一眼レフ体験会」内のワークショップの為、終了後は同会場のイベントを皆様楽しまれてました。

参加された皆様、貴重な休日の中一日お付き合い頂き本当にありがとうございました。写真家を招いての撮影会については今後も一眼レフ体験会やペンタックス散歩スペシャル等で各地で実施予定です。今後も機会があればぜひご参加頂けると幸いです。

 

〔写真家 大門美奈 ギャラリー〕
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〔今回のワークショップ参加者ギャラリー〕
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