本体に関しては大変満足です。あとはせっかくのAPS-Cフラッグシップなので、レンズ含めたシステム全体でKマウントのAPS-Cの特色を出していっていただければありがたいです。

写真を撮ることの楽しみ。そこに集中させるためにはどうすればいいのか、という問いに対し、全面的にブラッシュアップをすることで、邪魔になる不満点を抑えていけばいい、という解決方法に出たと感じます。気合いが感じられます。

見やすいです。クリアに、綺麗に見える、という方が良いかもしれません。大きさについては、旧機種と見比べると確かに大きい、となるものの、この機種だけを使っているとあまり意識することはないのかもしれません。メガネをかけていると、一目でファインダー内表示ステータスも含め把握できます、と言い切ることはできないのですが、使用中にあまり意識を逸らすことなく確認できるので十分に満足できます。

旧機種でも十分に満足していましたが、機種変更によって得られる画に不満に思うところがありません。高感度が更に自然になったと感じます。

AF-Sで中央一点のみしか信用しない！という運用で幾年経ちましたが、この機種ではAF-Cやほかの測距点を信じてもいいのかもしれない、と思うようになりました。なにぶん長年の癖が染みついているので慣れるのには時間がかかりそうですが、慣れさえすれば便利に使えると思っています。

普通に撮るだけなら今までの機種と同じ感覚で使えます。従来のPENTAX機からメニュー構成など変わったことでファンクション等の設定はちょっと戸惑いますが、そもそも自分が慣れていないだけだったり、一度設定してしまえば頻繁に触る設定ではなかったり、と思うことばかりです。ただカスタマイズできる範囲が広がってしまったことでの戸惑い、自分に合う設定探しという部分はありますので、このあたりはユーザーガイド的なものがあればなぁと思います。

見た目だけはそこまで好みでもないと思っていたのですが、実物を手に取って一気に変わりました。手が小さい方ですが、グリップに握らされている感がなく、持っていて嬉しいです。