製品:PENTAX K-3 Mark III ボディキット ブラック、レンズ:HD PENTAX- DA 1:2.8-4 20-40mm ED Limited DC WR

総合評価 星5つ

一番はシャッターレスポンスとシャッター音です。切れのいいシャッターで音が心地いい、撮ってて気持ちがいいです。撮り始めたら夢中になっちゃう、そんなカメラです。

製品コンセプト 星5つ

初めて自分のカメラを持ったのは、ビューファインダーのおもちゃのカメラだったと記憶している。カションという頼りないシャッター音のするカメラだった。だが、金属ボディで固定レンズのそのカメラは子供の所有欲を満たしてくれた。今まで使用したPENTAX機では所有欲を満たしてくれない訳ではない。ミラーレス全盛の中で、APS-Cフラグシップ一眼レフとして登場したK-3 Mark IIIは、その出自すら所有欲を満たしてくれた。K-3 Mark IIIの覗く、狙う、切るは童心に帰った様に楽しかった。PENTAX STATEMENTを製品に全力で盛り込んだであろう事は、K-3 Mark IIIを手に取ってとても伝わってきました。写真機に拘った、メーカーのプライドをかけた、K-3 Mark IIIが主役になろうとしない、とても良い製品コンセプトです。

光学ファインダー 星4つ

KPとの比較になります。KPでは拡大アイカップを常用していますので、ファインダー像の大きさはKP+拡大アイカップと同じ位で、違和感ありませんでしたが、K-3 Mark IIIを初めて覗いたとき、「青っ!」と思ってしまいました。あまりにもK-3 Mark IIIがクリアな為で、落ち着いてKPを覗くと、実像と比べるとK-3 Mark IIIは見たままの様でした。

画質 星4つ

KPでも十分な画を撮ってくれますが、撮影会などで同じ被写体を似たライティングで撮ったりしますが、フルサイズなどと比べ、暗部の階調などで「敵わないな」と感じていました。K-3 Mark IIIでは暗部の階調も豊かになったと感じています。画も繊細になった様な、自分の腕が上がった気にさせてくれます。

動体性能 星4つ

よく撮る被写体に動体がないので、動画(ラジコンカーレース)と飛行機でボディ内モーターを使うレンズ(smc PENTAX F-ZOOM 1:4-5.6 70-210)でテストしました。AF-CでAFエリアはオート設定、AVモードで行いましたが、一度ピントを掴むと追従してくれました。動体撮影も増えそうです。

操作性 星4つ

一番感激したのが、シャッターのレスポンスの良さです。 切れの良さという言葉がしっくりくる。 そんなシャッターです。 メニュー画面が横から縦に変更になり、 PENTAXユーザーは戸惑うかもしれませんが、 意外とすぐ慣れました。 スマートファンクションがとても使いやすいです。 今までメニューから変更していた項目を素早く変更出来ます。 測距点レバーはもう少し反応が早くても良かったと感じました。 感度調整出来ると良いかもしれません。 タッチパネルは慣れないので、あまり使用していませんが、 反応は良いです。

デザイン 星5つ

グリップが素晴らしく握りやすいです。着脱式のストラップをしようしていますが、一度忘れて撮影した事がありますが、90分の撮影会中握りっぱなしでも疲れ知らずでした。全体的な外観は「The 一眼レフ」でとても格好いいです。