総合評価
今まで弱点だったAFが大幅改善したのは嬉しい。APS−C機にしてはファインダーが見易い。操作性について慣れを強いられるのが減点対象であり、満点は差し上げられない。
製品コンセプト
過去、ペンタックス機で動体にチャレンジしたが鈍足AFのために何回「クソ、ペンタックス」と呟いたことか。これは使い物にならないと動体は他メーカー製カメラに委ねていたが、本機は今までのペンタックス機とまるで異なり完全とは言えないが安心して動体撮影にチャレンジできる。
光学ファインダー
645Z所持者なので大して感動はしなかったが645Zに迫る勢いは感じたし、過去のAPS-C機と比較すればピントの山が掴み易いと思う。もっとも光学ファインダーを用いることにより被写体と全く同じ時間を共有できる、ということが一番の重要ポイントだと思っている。
画質
ISOの値がインフレを起こしているが、3200まで平気で使える。コロナ禍の影響で屋内スポーツの撮影が出来ていないが、世の中が落ち着き次第、屋内スポーツ撮影にも使ってみたい。
動体性能
製品コンセプトと重複するので省略。
操作性
製品毎にボタンの位置変えるのヤメレ。 ボタンカスタマイズしてもボタンに特有のマークがあるとそれに引きづられる。 ペンタックス機を併用する際、ボタンの位置が違うと混乱する。 ハイパーとか使いこなせていないが、Aレンズ以前のレンズで露出合わすときはグリーンボタン押してから、が染みこんでいるので、シャッターボタン押したら勝手に適正露出してくれるのは自分にとっては蛇足だし、撮影テンポ悪くなる。 測距点レバーを採用したのは良し。
デザイン
突っ張らないペンタ部が良い。突っ張らないことで、今後出るであろう特殊外装モデルとの差が明確に現れる。
その他ご意見や、ご購入を検討されている方へのアドバイス
APS−C機にしては価格は高いが5年使えると思えばいいのかな。生粋のペンタ党員には、操作性に難はあるがオススメは出来る。とはいえ、このご時世なのでお求めは計画的に。