総合評価
連写はあまりしないので秒12コマは私にはオーバースペックだが、ブラックアウト時間が短くてとても快適。
製品コンセプト
余計な物をそぎ落とし、必要な機能を突き詰めた究極の機械。ある意味「乗り手を選ぶスポーツカー」だが、一眼レフはこれでいい。
光学ファインダー
明るく視野が広く、ピンの山もとても掴み易い。私が使って来たカメラの中でフィルム時代も含めて過去最高の出来。強いて言うならば、フォーカスポイントのインポーズが自光式では無いので、背景によってとても判りにくい時がある。
画質
感度が上がって来ると裏面照射素子らしいのっぺり感がまだ少し残っているかな?という印象。チューニング方法の発展に期待。
動体性能
自転車で走り回る子供位は余裕で追従。その後、普段は撮らない野鳥をDA55-300PLMで追いかけてみたが、複雑な背景の中で対象物にしっかりフォーカス。
操作性
初期設定が少し面倒だが、一通り済んでしまえばその後はあまり変更するところは無い。ただ、ユーザーモード登録は設定してからもう一度呼び出して登録するのは明らかに2度手間。
デザイン
王道。見方によっては変化が無くてツマラナイ。あと、付属のストラップが少し短い。
その他ご意見や、ご購入を検討されている方へのアドバイス
液晶が可動じゃないとか、高額なんていう意見が多いが、もうそろそろ「豪華テンコ盛り全部乗せ」を「安く手に入れる」なんて安直な考えはもう捨てるべき。私はこのPENTAX(RICOH)の英断を支持する。