せっかくお借りした KF についての記事第二弾です。今回はガッツリデジタル系の写真満載で、カメラにあらかじめ設定してあるプリセットなどを活用しながら楽しく遊びました。これをきっかけに曇天も最高となっていただけると幸いです。このカメラにはこんな使い方もあっているように思います。
カメラとレンズと撮影モード
カメラ:PENTAX KF
レンズ: smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6AL WR(レンズキットのレンズ)
撮影モード プログラムオート
WB AWB ISO感度 AUTO
まずは USER2(HDR LANDSCAPE)
露出補正 左右同じ 0EV 左:natural 右:USER2
右はかなり強い処理が入っているが、少ないはずの光を感じられるのが良いところ
「USER2」はモードダイヤルに初めから設定してあって、これまでのカメラでも入っていたので既に定番かも知れません。HDRの機能を使っているので3回シャッターが切れます。3回の撮影が終わるまでは動かないようにするのがポイントで、落ち着いて撮影すれば、手持ち撮影でも大丈夫です。
曇天が嫌なのは光が弱くメリハリがつきづらいことです。このモードを使えばそんな悩みは一挙に解決します。ちょっと強すぎるのでは?そんな細かいことを考える前に色々なところにレンズを向けましょう。HDRを機能を使っているので露出補正も不要です。
お次はソリッドモノカラー
「ソリッドモノカラー」は、選択した色だけ色が残ってちょっとハイコントラストなモノトーンになるデジタルフィルターです。カスタムイメージを「モノトーン」にするとどの色を選んでもモノトーンになるのでご注意ください。
露出補正 左右共通 -0.3EV
色の選択 左右共通:赤 カスタムイメージは左がポップチューン、右がモノトーン
カスタムイメージを変えるとトーンも変化します。右の「モノトーン」は色もなくなっていますが、トーンとしては「鮮やか」などと同じです。左のように「ポップチューン」を選ぶと少しだけ軽い感じのトーンになります。上の比較ではデジタルフィルターの設定は赤です。
露出補正 -0.3EV 色の選択 左:黄色 右:赤
左のように黄色を選ぶと黄色だけでなく薄緑やオレンジのような色合いも加わって色彩が豊かになる
デジタルフィルター「ソリッドモノカラー」は色の選択だけでなくベースになるカスタムイメージでも雰囲気を変えることができるというのが新たな発見でした。ペンタキシアンの皆様にはこちらも既に当たり前のことかも知れません(笑)
クロスプロセス + ハイコントラスト
カスタムイメージ「クロスプロセス」はランダムにすると何を狙えば良いかも迷いやすいので、今回は「プリセット3」のパープル系をベースにしています。デジタルフィルター「ハイコントラスト」を加えたほうがメリハリがでるので色が際立ちます。
ちょっと強烈すぎる仕上げになるのであっという間に満足してしまうという効果があります。箸休め程度の感覚で使うのがオススメです。
ほのか + ハードモノトーン
デジタルフィルター「ソリッドモノカラー」で、カスタムイメージを変えるとトーンに変化がでることを知ってはじめたのがこのカスタムイメージ「ほのか」ベースのデジタルフィルター「ハードモノトーン」です。「ハードモノトーン」は本来コントラストが強い印象が特徴的ですが、「ほのか」をベースにするとちょっとゆるキレな感じになります。トップの写真もこの設定です。
まとめ
曇天は空の重さに比例して写欲が減退するように感じることがあります。この日もときより小雨混じりという絶好の曇天だったのでなおさらでした。そんな日でも思い切ったデジタル処理を使うと気分が上がることがあります。そして、思わぬ組み合わせが新鮮に感じて被写体を見る目が変わるという効果があります。たまにお試しください。
次回は、初撮りの決まり です。