今回もカスタムイメージ「Gold」の話です。PENTAX K-3 Mark IIIとPENTAX KF でも使えるようになったので、DA Limitedで晩秋の逗子から江ノ島と夜景を楽しみました。ポイントになるのは光(ハイライト)と言いたいところですが、実はシャドーです。

カメラとレンズ

カメラ:PENTAX K-3 Mark III
レンズ:HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited / HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR

まずは森でシャドーを意識

DA15mmLtd プログラムオート 露出補正 -0.7EV
ちょっと渋く感じるGoldでも赤みは再現される

 

DA20-40mmLtd(28mm) プログラムオート 露出補正 -2.0EV
露出補正で影をしっかり落とすことで光の印象が際立つ。ここまでアンダーにしてもシャドー部に再現力があるのがGoldの特徴

 

DA20-40mmLtd (23mm) プログラムオート 露出補正 -2.0EV
シャドーに青みがあるので日陰の緑の再現も良い感じに

 

まずは晩秋の雰囲気を感じるために大好きな森に出かけました。ここの光はいつも美しく静かな世界に程よいアクセントを加えてくれます。そんな光の印象を決めるのが影の再現です。今回のように強いアンダー露出にしても潰れず雰囲気を残しながら色の濁りも感じないのはGoldのシャドーに少し青みが入っているからです。この青みを意識すると使いやすくなります。

ノスタルジックな優しさ

Goldに誘われて でも触れましたが、Goldのトーンにはフィルムのネガカラーのような優しさがあります。色みも独特な渋みがあるのでちょっとノスタルジックな雰囲気を作りやすいはずです。

DA15mmLtd プログラムオート 露出補正 -0.7EV
広くて街では扱いづらいと感じることがある画角もGoldが優しく包み込んでくれる気がする

 

DA15mmLtd プログラムオート 露出補正 -2.0EV
潰れないシャドーを信じて周りを大胆に入れると広い画角が使いやすくなる

 

DA15mmLtd プログラムオート 露出補正 -1.0EV
構図をまとめるときもシャドーの扱いを意識して、影を多めにすると引き締まった印象を作りやすい

 

DA20-40mmLtd (34mm) プログラムオート 露出補正 -0.7EV
シャドーの印象は光や露出補正でも変わるがレンズの個性が大きいと感じる。DA20-40mmLtdの方が全体的に優しい

使い始めは特徴的な黄金色を強く意識していましたが、シャドーのブルーを意識した方がイメージが掴みやすくなりました。そのシャドーに入るブルーが最初に紹介したネガフィルムを思わせるような優しいトーンの要になっています。

海辺のバランス

DA15mmLtd プログラムオート 露出補正 +0.7EV
海辺の風景は輝度差が大きいのでバランスが難しいと感じることがある。このシーンでは再現力の高さを信じて太陽を入れて堤防と海の境目のバランスを意識した

 

DA15mmLtd プログラムオート 露出補正 +0.7EV
波のリズムに合わせて手前まで砂浜が隠れるタイミングを狙った

 

DA15mmLtd プログラムオート 露出補正 -0.7EV
夕暮れの色はちょっと独特。ここでもポイントはシャドーのブルーでその入り具合が絶妙

Goldの夜景

DA20-40mmLtd (33mm) プログラムオート 露出補正 -1.0EV
夜景になるとシャドーのブルーがさらに良い仕事をしてくれる。しっとりした大人の雰囲気

 

DA20-40mmLtd (33mm) プログラムオート 露出補正 -1.0EV
キラキラよりしっとり。たまにはそんなイルミネーションもよいと感じた

 

DA20-40mmLtd (29mm) プログラムオート 露出補正 -1.3EV
赤煉瓦は中世ヨーロッパの趣、と妄想が広がる

今回は全てWB・AUTOで撮影しています。色に関してはもともとかなり強い変化が加わっているカスタムイメージなので私はWBはAUTOが使いやすいと感じました。

まとめ

Goldという名称とハイライトの黄金色は魅力ですが、それよりはシャドーを大切にしてほしいと思います。そんな撮影をしているとモノクロで撮影しているときと同じような感覚になります。シャドーを大切にすると結果的に光を大切にすることになります。たまにそんなことを思い出してください。