新年最初の初撮りは初詣を兼ねた1月2日の池上から。これは四半世紀以上続けている決まりです。ここに通うようになったきっかけは竹内敏信のアシスタント時代に先生の仕事で池上本門寺さんの大晦日から元日を撮影するという仕事で訪れて以来です。元日はそれなりに人が多く大変ですが、2日になると地元の方々がメインで程よい人の流れで懐かしさを感じることができます。

もうひとつの決まりは単焦点レンズ1本だけしか持っていかないことと、モノクロで撮影すること。今年のレンズはボクをペンタックスに導いてくれた HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited にしました。このレンズは寄れる標準レンズと考えています。

カメラとレンズと撮影モード

カメラ:PENTAX K-3 Mark III
レンズ:HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited

撮影モード プログラムオート
WB 太陽光 / ISO感度 AUTO

まずはお詣り

初撮りとはいえまずはお詣りをするのが大事です。このときに守っているのがお祈りをしないこと。昨年1年間無事に過ごせたことのお礼だけにしています。

露出補正 -0.7EV この程よい人の流れがこの場所が好きになった最大の理由。お山と呼ばれる池上本門寺さんに上がるには結構な階段をのぼる必要がある

露出補正 -0.7EV どっしりと構えた本堂を見ると落ち着く。晴天率が高いのもポイントかも(笑)

露出補正 -1.0EV この数年、お詣りの後のルーティンとなっているのがこの御会式桜。日蓮大聖人のご入滅の折に時ならぬ花を咲かせたと伝えられているのがその名の由来で、現在も旧暦十月頃には花を咲かせるので、この時期も花が残っている

露出補正 +0.7EV 最後のルーティンが馴染みのテキ屋さんで御神酒がわりに1杯いただくこと。元気なお母さんたちの顔を見ると幸せになれる。今年はモツ煮が仕込み中だったのが残念なところ(笑)

結局、撮るのは何気ないもの

露出補正 -0.7EV ルーティンを終える前に撮影した1枚。ちょっと斜めなのは焦っている証拠かも

露出補正 -0.3EV 本格的に撮影を始めようとしたらまさかの雲が空に広がってきた

露出補正 -0.3EV おかげでしっとりとした雰囲気で正月気分がさらにアップ

露出補正 -0.3EV 高いところから獅子舞の舞台を覗き見。昔はこれも本堂の近くで行われていたが時代と共に変化がある

露出補正 -0.3EV 気になった形。難しいことを考える前に撮ってしまうのはいつものこと

露出補正 -0.3EV お山の近くの展望台から。この高さで街を眺められるのもここにきたくなる理由の一つ

露出補正 -0.7EV 展望台から眺める五重の塔

露出補正 -3.3EV お約束の逆光。雲の質感を出すためにはかなりアンダー露出が必要になる。塔の質感が潰れるのは仕方ないので諦める

露出補正 -0.7EV 少し離れたところからのどかな人の流れを感じながら。アングルの高さは腰より低い

露出補正 -0.7EV ここも定番でクラシックショコラがオススメ。この日は混雑していたので断念した

露出補正 -0.7EV 結局、こののどかさと昔ながらの正月らしい賑わいを感じるために通っている

露出補正 -0.7EV 最後は自転車。カバーのかかり方と光のあたり方が程よかった

まとめ

新年最初なのであまり細かいことは考えずただただ撮り下ろした写真を並べました。細かいことを考えずに撮ってしまうのは毎度のことです(笑)。そして、そんな写真を整理してまとめるのが一番楽しいと思っています。まとめるためのテーマはいろいろとありますが、毎年同じ時期に同じ場所に通ってその変化をまとめるというのもお試しください。

本年も引き続き、よろしお願い致します。

次回は、冬山で冬野 です。