PENTAX道場…それは写真を極めし者が、写真の高みを目指す者たちの挑戦を受ける場所。
各撮影ジャンルの師範が「毎月のお題」となる写真とテーマを発表。
打倒師範を目指し、そのお題に見合う皆さんの作品を投稿してください。
師範の目に留まった作品を公開させていただきます。
2020年10月以降の道場は以下の通り!
風景・ネイチャー道場:小林義明師範(2020年10月~2021年3月)
1969年東京生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。小さな自然から広大な風景まで、自然の優しさをテーマにさまざまな作品を発表。2007年より北海道へ移住し「いのちの景色」「光の色・風の色」をテーマとして作品を撮影中。
写真展「光の色・風の色2」、「いのちの景色 北に大地から」など多数開催。写真集「いのちの景色・釧路湿原」。2012年PENTAXカレンダー作家。PENTAX K-1 Mark IIのカタログ撮影も担当。
– 師範からのメッセージ –
引き続き風景・ネイチャー道場を担当させてもらうことになりました。
まだ遠出するのはちょっとはばかられるという人もいると思いますが、
身近な場所で自然をみつけることはできますので、みなさんの挑戦を楽しみに待っています。
さて、これまでの挑戦から感じることがふたつあって、ここでお願いしておきたい。
まずひとつは、ピントやブレといった基本的な部分に関して甘い感じがしていること。
最近は撮影してもスマホのちっちゃな画面でしか見ていない人もいるのだろうけれど、
免許皆伝のためには大伸ばしをしてもシャープであることは必須条件。
応募前にしっかりチェックしておこう。明らかなピンぼけやブレブレの写真は門前払い以前だからね。
もうひとつは、テーマを理解していないのではと思える投稿もある。
どんなにいい写真でも、あまりテーマからかけ離れたものは取り上げることはできないよ。
この道場ではあえてジャンルやテーマを設定しているのだから、その意図を理解したうえで挑戦して欲しい。
スナップ道場:佐々木啓太 師範(2020年10月~2021年3月)
1969年兵庫県生まれ。写真専門学校を卒業後、貸スタジオ勤務、写真家のアシスタント生活を経て独立。自らに『街角写真家』という肩書きをつけ、自身の作品発表の場として写真展を開催しながら「写真はモノクロ・オリジナルはプリント」という持論を貫いている。最近は写真展より Keita’s Book という私家本を毎月発行するのが楽しみになっている。ちょっと移り気なおじさん
– 師範からのメッセージ –
ついにスナップ道場の師範。そんな大役を仰せつかりました。
前任のハービーさんの優しさは忘れ、容赦のない私にかかってきてもらいたい。
己の辞書にある“褒められたい”そんな一文を忘れて、とことんぶつかってきなさい。
道場は皆が切磋琢磨する場所。
それが、今回のスナップ道場の大きなテーマ。
確かにすべてがオープンになる辛さはある。
それをも乗り越えて目指すは道場破り。
そんな猛者のチャレンジをお待ち申しております。
とは言え、
ここでの結果がみなさんの作品作りの全てであるとは思いませんので、
まずはお気軽にご参加ください。
せっかく参加するならひとつひとつの結果に一喜一憂するのではなく、
半年後の道場破りを目指しましょう。
いくらでも受けて立ちますよ。
フリージャンル道場:木村琢磨 師範(2020年10月~11月)
岡山県在住のフリーランスフォト&ビデオグラファー。
広告写真スタジオに12年勤務したのち独立。主に広告写真を撮影する傍ら、ライフワーク・作家活動として岡山の風景を撮影。12mのロング一脚Bi Rodやドローンを使った空撮も手がける。イベントやカメラメーカー主催のセミナーで講師としての登壇も。デジタルカメラマガジンにて「図解で分かる名所の撮り方」連載中。写真入門書「風景写真の7ピース 撮影イメージがひらめくアイデアノート」執筆。リコーフォトアカデミー講師。
– 師範からのメッセージ –
「真」を「写す」と書いて「写真」と言われているが、
私にとっては写真とは被写体の中に自分自身を写し込む表現方法である。
忠実に再現することだけが写真ではない!
時に現実的に、時に非現実的な「嘘」を楽しむことができるのが写真である。
誰もが持っている「個性」という名のフィルターを通した世界を是非見せてくれないか!
切り取り道場:林和美 師範(2020年12月~2021年1月)
フォトライフ・プランナー
装幀写真家、ギャラリー「NADAR」主宰
三重県生まれ。大阪芸術大学 芸術学部 写真学科卒
広告代理店、フォトエィジェンシー勤務を経て現在に至る。
写真集に「ゆびさき」(青幻舎)、「装幀写真」(ナダール書林)、著書に「写真生活手帖」(ピエ・ブックス)、「写真生活手帖~実践編」(ピエ・ブックス)、「女性のためのカメラレッスン」(大泉書店)がある。
– 師範からのメッセージ –
「切り取り」、それは単に構図を決めることではありません。
何を見て、どう切り取るのか。
そして、ものごとの「芯」を見つける。
それは、自分自身を探す作業でもあります。
広い広いこの世界を、自分の思い通りに切り取る。
そのためには美学が必要です。
自分なりの美学。
ファインダーを覗き、被写体を切り取ることに快感を感じる挑戦者を待っています!
■投稿作品の判定について
・免許皆伝:1つの作品においては師範の奥義に匹敵する出来であると認め、授けられる
・免許中伝:改善すべき点は見られるものの、一定以上の水準の作品に授けられる
・門前払い:今後に期待して、心を鬼にした師範から言い渡される
採用作品、判定は各道場の師範次第ではございますが、判定に応じて記念品をお贈りします。
それでは、引き続き「PENTAX道場」をよろしくお願いいたします!
より多くの方の挑戦を心よりお待ちしております。