こんにちはOGAです。今日は2023年7月9日に実施した「PENTAX散歩スペシャル in 佐原」のイベントレポートをお届けします。
今回のPENTAX散歩スペシャルでは「PENTAX K-3 Mark III Monochrome 」を御用意しての開催です。世間で話題のモノクロ専用機を使い、水郷の町「小江戸 佐原」の情緒あふれる古い街並みを写真家「ニシダヨリコ」さんを講師にお招きし参加者様と一緒に撮り歩いてきました。
講師プロフィール
写真館で6年間勤務しながら着付けと写真の基礎を学び、その後独立。各種商業撮影のほか写真教室講師でも活動中。リコーフォトアカデミー講師。
ニシダさんは、リコーフォトアカデミーでも講師を務めていただいている他、三葉堂寫眞機店でのPENTAX 67企画展「きおくばこ」や、ピクトリコショップ&ギャラリーでの個展 「きおくばこ 〜大豆とジャコの甘辛揚げとアイスコーヒー〜」など、記憶の引き出しを開けて、そこに詰まった思い出やエピソードを紐解いていくような作家活動をされています。PENTAXクラブハウスでも個展「浅き夢見し」を開催し、昨年から始めたPENTAX一眼レフ体験会のワークショップでも講師を引き受けてもらってます。
使用機材について
先に書いた通り今回使用する機材は、カメラが「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」、レンズは「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」の二本になります。
「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」はモノクローム専用のイメージセンサーが採用されており、専用設計をする事で1画素1画素それぞれの輝度情報を取得し光の情報をダイレクトに画像にすることが出来ます。モノクローム専用センサーでは、補完処理をすることなく1画素1画素が取得した輝度情報をそのまま画像に反映できるので、繊細な表現と解像力、さらに階調の再現性に優れたモノクローム表現が可能です。
レンズの「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」はフルサイズ対応の大口径標準レンズです。Kマウントデジタル一眼レフ用レンズの中では最も高い描写性能を追求しているスターレンズのひとつで新世代の高性能レンズに相応しい卓越した描写性能を持っています。
そしてもう一つのレンズである「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」は同じくフルサイズ対応の大口径標準レンズです。「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」が最新の光学設計で作りこまれたレンズに対し、「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」は同じ大口径でもその描写には軟らかさがあり似たような画角でも得られる写真が変わります。
撮影会の様子
今回の集合場所は佐原駅から徒歩数分のところにあるコミュニティスペース「コンパス」という施設です。小江戸のイメージから程遠いとっても新しく綺麗な建物で一階にあるガラス張りのカフェはとってもお洒落でした。佐原駅までくれば迷う事もない場所で、予定時間ピッタリにはスタートしました。
まずはスタッフから撮り歩く予定のルートと簡単なカメラの説明し早速撮り歩き始めます。
建物を出たら成田線・鹿島線沿に歩き小野川へ移動、今回の撮影のメインは小江戸情緒あふれる川沿いに見える街並みの風景です。まずは開運橋から上流へ上るように向います。川沿いには新旧いりまじった建物や動物の置物が並んでいます。おもわず撮りたくなる目を引くオブジェに参加者様が興味深そうにカメラを向けます。今回使用するMonochromeモデルの解像感を確認する上でもうってつけての被写体です。それでは参加者様の写真を交えてレポートをお伝えしたいと思います。
川沿いにおかれている個性的なオブジェを思わず撮りたくなります。寄って大きく撮ったり風景を一緒に入れたりとそれぞれの個性が出ます。落ち着いた川の流れもありゆったりとした気分でそれぞれ撮り歩いています。
懐かしさを感じる風景が魅力の佐原、なんでもない民家にもなんとも言えない魅力があります。また、佐原は伊能忠敬ゆかりの地としても知られており、観光名所として「伊能忠敬の旧宅」があり、今回お邪魔しました。陰影があり細かい造形もある和の建物は、解像感と高感度が強い「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」の特長を発揮できるシチュエーションの一つです。
「伊能忠敬の旧宅」を出たあとはさらに川沿いを歩きます。人もそこまで多くなく撮影がしやすいロケーションに参加者様も積極的に被写体を探し歩きます。
進み歩くと見えてくる「与倉屋大土蔵」を折り返し地点として回り込むようにしてUターン、往路から一本外れた小道を歩きながら拠点に戻ります。「与倉屋大土蔵」は中にこそ入りませんでしたが壁の外を這わせて設置している電線と電球がとてもかっこよく見えました。
講評会の様子
2時間ほど撮り歩き拠点に戻ります。汗だくの体をクールダウンする為エアコンの下で小休憩したあとは講評会にうつります。
不覚にも講評会の写真を撮り忘れてしまいましたが、各自2-3枚の写真を提出してもらい講評会をスタート、ニシダさんによる丁寧わかりやすく(そしてとても親しみやすい)講評会は毎回評判で、今回の参加者様からも好評でした。
今回ご参加の皆様、本当にありがとうございました。ほとんどの方が遠方からお越しいただいており参加までの道のりも大変だったと思います。また一緒に撮影が出来たらいいなと思ってます。今後ともよろしくお願いいたします。
〔写真家ニシダヨリコ ギャラリー〕
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