製品:PENTAX K-3 Mark III ボディキット ブラック、レンズ:smc PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED[IF] SDM

総合評価 星4つ

とても満足しており今後も愛用していくと思いますが、まだ進化できるハズです。どんどん進化していって欲しいです。

製品コンセプト 星5つ

とても明確で良いと思います。PENTAX STATEMENTのもと出された第一弾モデルであり、その意思が製品によく反映されています。実際に使用すると撮影意欲がかきたてられます。撮影体験における中心は撮影者であり、カメラでないことを感じることができます。撮りたいと思う被写体に出会い、光学ファインダーを通した本物の光で繋がり、想像力を解放して写真に落とし込む行為がこのカメラで実現することができます。スペックのみで判断すれば他社に優れたものがありますが、撮影行為においては雑味が取り除かれた純な味がします。

光学ファインダー 星5つ

とても大きく、かつ明るいです。マニュアルでのピント合わせがしやすいことに驚きました。これだけでも買う価値があると思います。

画質 星5つ

高感度における画質に驚かされますが、低感度における画質にも驚かされました。ヌケが良くなったと言うか、1枚ガラスが取り除かれたと言うか…そんな感覚を覚えます。

動体性能 星3つ

これまでのPENTAXを思えば信じられないほどの進歩です。手放しで喜びたいのですが、まだまだ出来るハズです。期待を込めての評価です。個体問題の可能性もありますが、AF.C使用時にピントは合っているんだけれどもベストではない…といった写真が多く取れる気もします。用途に合わせた使いこなしが上手く出来ていないのかもしれませんが、ちょっと気になるポイントです。

操作性 星4つ

ボタンの操作性はK-1に比較しても使いやすくなっていると思います。欲しいところにボタンがある印象です。測距点レバーも使いやすいです。タッチパネルは使いやすいですが、メニュー配列に関してはこれまでPENTAXを使ってきた身からすれば慣れが必要です。現状、メニューを行ったり来たりしていますが、使っていれば慣れるものですのであまり気にしていません。

デザイン 星5つ

とてもカッコいいです。PENTAXのロゴが先代に比較して少し低い位置に移動しており一体感が増した印象を受けます。ちょっと懐かしさを覚えるような雰囲気を上手く現代のデザインに取り込んだような感じがあり、とても気に入っています。また、ボディーが薄くなっている点も驚きます。グリップは秀逸で握りやすく、意味もなく持っていたい気持ちになります。小型でありながら適度な重さがあり、メカを使っている印象を強く持ちます。

その他ご意見や、ご購入を検討されている方へのアドバイス

このカメラは全方位に優れている訳ではありません。製品コンセプト欄に書いたようにスペックを見れば他社が先行しているところが多々あります。その意味で使用者を選ぶかもしれませんが、ハマればとても大きな満足感が得られます。感動を写真に落とし込みやすいカメラだと思います。カメラを使いこなして写真を撮りたい方に向いているかもしれません。