English Page:Product Stories of New APS-C “K-3 Mark III” Vol.1 (Wakashiro)

PENTAX一眼レフカメラの商品企画を担当しております若代です。
2020年中の発売をターゲットに開発中のKマウントデジタル一眼レフカメラについて発信していきます。

開発中のカメラは、PENTAX K-7からAPS-C最上位機で継承してきた、トップクラスの高性能を小型ボディに凝縮させつつ堅牢性や操作性に優れたボディデザインにする、という基本的な考え方を踏襲しております。
その上で、我々が持てる技術を余すことなく投入し、PENTAXをお使いの方に、APS-C一眼レフカメラの中で最高と思って頂けるようなカメラを目指して開発しております。
また、写真を趣味とされている皆様に撮影に没頭して頂けるように、気持ちよく撮影できて想像力を掻き立てるカメラにするため、特に光学ファインダーの見やすさにはこだわって開発しております。

これまでも、APS-C一眼レフの下位機であってもペンタプリズムを採用するなど、見やすいファインダーを提供することにこだわってきましたが、一般的には、APS-Cよりフルサイズの光学ファインダーの方が見やすいと認識されていることと思います。

開発中のカメラでは、フルサイズ一眼レフと比較してAPS-C一眼レフの視野は狭いという常識を打ち破り、フルサイズ一眼レフ同等の広い視野角のファインダーを搭載する事を目指し、ファインダー倍率を高めるためにペンタプリズムに高屈折率の硝材を採用することにチャレンジすることにしました。もちろん、ファインダー倍率だけではなく、周辺までクリアであること、像の歪みが少ないこと、など様々な諸性能を兼ね備えたものを作り上げる必要がありました。

難しい挑戦だと思われましたが、更なる高性能なファインダーを実現しようと設計・技術・工場が一丸となって高屈折率硝材の加工に取り組みました。しかし、新しく採用することにした硝材は加工が非常に難しく、実際にペンタプリズムの形状に加工しても、当初は不良品ばかりで良品が全く得られないほどでした。
今回のカメラに向けてペンタプリズムの開発に着手したのが2017年の前半のことであり、新しい硝材についての検証はそのずっと前から行われていました。大量のペンタプリズムの試作と分析を繰り返し、研磨・洗浄の工程や加工環境を少しずつ最適化して、ようやく製品に搭載できるまでに加工技術を確立するに至りました。

念願のペンタプリズムを搭載したAPS-C一眼レフカメラは、PENTAX K-1と同等の広い視野角(ファインダー倍率1.05、35ミリ換算倍率0.70)の光学ファインダーを搭載しています。

APS-C一眼レフの魅力は交換レンズが小型軽量であることですが、PENTAXは小型堅牢な防塵・防滴レンズや小型で高品位なLimitedシリーズが充実しております。

軽快に扱えるAPS-C一眼レフシステムとフルサイズのような光学ファインダーで、写真撮影を存分に楽しんで頂きたいと思います。

 

 

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