PENTAX officialは自宅でも楽しめる写真についての情報を発信していきます。個性的な社員が多いので「そこ!?」みたいな感じもあるかと思いますが、温かい目で読んでいただけると幸いです。
(PENTAX official編集部)

 

こんにちは、U-Yuです。

フィルムを現像してもらって、出来上がった写真を見て「う~ん、ちょっとイメージしていたのと仕上がりが違うんだよなぁ」と思ったことありませんか?

〔お店仕上げ〕

 

お店に色々と注文すれば、ある程度はイメージに近づけることができるかもしれません。しかし数枚なら良いですが、ある程度の枚数になると面倒ですよね。

そんな時はネガフィルムをデジタル化して、画像編集ソフトで仕上げればよいのです。

フィルムをデジタル化(デュープ)する方法は色々ありますが、私がご紹介するのはこちら!

「PENTAX FILM DUPLICATOR!!(ドーン!!!)」

これは私の私物でございます。決して会社に転がってた物ではありません。中古でPENTAX 67IIを買った勢いで、デュプリケーターも買ってしまったんです。

恐らく、社員で持っているのは私とあともう一人くらいではないでしょうか。いやぁ、高かったなぁ。確か10万円はしたかと思います。

後悔は…

してません!(キリッ!)

デュプリケーターの詳しい使い方は我らが編集長Yuzuさんが手取り足取り親切丁寧な分かりやすい記事にしてくれると思いますので、説明は省略します!

今回の記事では、実際にネガフィルムをデジタル化した素材を、どのように調整していくかを主にご紹介していきます。

さて、ネガフィルムをデジタル化した素材(=明暗・色の情報が反転している)を、画像編集ソフトを使って復元していきましょう。

今回使用するのはAdobe Photoshop 2020です。お使いのバージョンによっては、今回紹介するUIと違っている場合があるかと思いますが、処理する内容は同じなので参考になるかと思います。

どこからか「DCU5をなぜ使わない!」という声が聞こえてきましたが、今回は個人的なワークフローのご紹介ということで使い慣れているPhotoshopで説明させて頂きます。

 

まずは階調を反転させます。

Adobe Photoshop 2020では「階調の反転」のコマンドが用意されています。このコマンド一つで階調の反転ができてしまいます。

トーンカーブを変更しても、同様の処理が可能です。いろんなソフトで応用が効きますので、今回の記事ではトーンカーブを使って処理をします。

 

上部メニューの「イメージ」をクリックし、「色調補正」メニューの中から、「トーンカーブ」を選択してください。

 

そうすると上のウィンドウが表示されます。

 

チャンネルが「RGB」になっていることを確認して、トーンカーブを逆転させます。シャドーを最大まで上げて、ハイライトを最小まで下げます。

 

そうすると、写真に色が戻ってきます。
このままですと全体的に緑っぽいので、さらに「レベル補正」で色の調整をします。

 

上部メニューの「イメージ」をクリックし、「色調補正」メニューの中から「レベル補正」を選択してください。

 



次にチャンネルを「レッド」に切り替えます。

 

 

全体的にシャドー側に山が寄っていて、ハイライト側が何もない状態ですね。

 

なので、ハイライト側をヒストグラムの山の裾まで移動させます。

 

そうすると、先ほどの緑っぽい写真から色味が赤っぽくなりましたね。

 

次にチャンネルを「グリーン」に切り替えます。先ほどの「レッド」と同じで、ハイライト側が何もない状態ですね。

 

こちらもハイライト側をヒストグラムの山の裾まで移動させます。

 

こんな感じに、写真が変化します。

 

そして、チャンネルを「ブルー」に切り替えます。これもハイライト側が何もない状態です。

 

同様にハイライト側をヒストグラムの山の裾まで移動させます。

 

どうでしょうか?色味が自然な感じに戻りました。

〔微調整を終え仕上げたもの〕

最後にレッド、グリーン、ブルーのレベルを微調整した後、明るさとコントラストを調整すれば完成です!

シャープネスはいじっていないので、ネガフィルムは意外とふわっとしたソフトな感じですね。

 

お店で出来上がった写真と比べてみると、結構違います。

 

〔お店仕上げ〕

お店のはコントラスト・ギンギン、シャープネス・カリカリという感じですね。

 

〔お店仕上げに近づけるためにコントラスト調整〕

お店の仕上がりに似せるには、コントラストを目いっぱい+側に振ると、雰囲気は似た感じになりましたが、色味はちょっと違っていますね。

 

お手元に現像済みフィルムが残っているようでしたら、ぜひ自分好みに仕上げてみてはいかがでしょう!

フィルムのデジタルデータ化にフィルムデュプリケーターを使うのは金額的にちょっとハードルが高いかと思いますので、他にもっとお手軽に購入できるアイテムもありますので、Webで検索してみてください。

 

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>>関連記事:『誰にも聞けないDigital Camera Utility 5 第3回(こっしぃ)』DCU5でトーンカーブを使用した反転処理について