PENTAX道場…それは写真を極めし者が、写真の高みを目指す者たちの挑戦を受ける場所。
各撮影ジャンルの師範が「毎月のお題」となる写真とテーマを発表。
打倒師範を目指し、そのお題に見合う皆さんの作品を投稿してください。
師範の目に留まった作品を公開させていただきます。
2021年4月以降の道場は以下の通り!
風景・ネイチャー道場:小林義明師範(2021年4月~2021年9月)
1969年東京生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。小さな自然から広大な風景まで、自然の優しさをテーマにさまざまな作品を発表。2007年より北海道へ移住し「いのちの景色」「光の色・風の色」をテーマとして作品を撮影中。
写真展「光の色・風の色2」、「いのちの景色 北に大地から」など多数開催。写真集「いのちの景色・釧路湿原」。2012年PENTAXカレンダー作家。PENTAX K-1 Mark IIのカタログ撮影も担当。
– 師範からのメッセージ –
今回で四期目の「風景・ネイチャー道場」師範を担当します。
これからは暖かくなり草花の彩りやいろいろないのちの姿も見られ、
被写体も豊富になりますので、たくさんの挑戦お待ちしています。
そして、長く挑戦を続けてくれる人たちのレベルが上がってきていることや
作品から見えてくる人柄なども楽しませてもらっている。
なかなか免許皆伝とはいかないけれど、
採用した作品には本気でアドバイスしているので、諦めず続けていって欲しい。
そうそう、一眼レフの性能をフルに活かして作品作りをするために、
画像処理ソフトを使わずシャッターを押した瞬間に完成させるような心意気で撮影をしてみよう。
感動した一瞬、二度とない瞬間を映像として残すのが写真の楽しみ。
これを味わってみて欲しい。
DOJO City Scape:新納 翔 師範(2021年4月~2021年9月)
1982年横浜生まれ。麻布学園卒業、早稲田大学理工学部中退。
2000年に奈良原一高氏の作品に衝撃を受け、写真の道を志す。2007年から6年間山谷の簡易宿泊所の帳場で働きながら取材をし、その成果として日本で初めてクラウドファウンディングにて写真集を上梓する。2009年から2年間中藤毅彦氏が代表をつとめる新宿四ツ谷の自主ギャラリー「ニエプス」でメンバーとして活動。以後、現在まで消えゆく都市をテーマに東京を拠点として写真家として活動をしている。川崎市市民ミュージアムでワークショップの講師経験を経て、2018年6月より目黒「デジタルラボPapyrus」にてデジタル写真技術を広く教える活動もおこなっている。主な写真集に『山谷』(2011、Zen Foto Gallery)、『Another Side』(2012、リブロアルテ)、『Tsukiji Zero』(2015、ふげん社)『PEELING CITY』(2017、同)がある。
現在、新潮社電子書籍『yom yom』に写真都市論「東京デストロイ・マッピング」連載中。
Twitter:@nerorism
写真家・新納翔公式サイト:Niiro Sho Photography
– 師範からのメッセージ –
私は東京の移り変わる風景を切り取って作品制作をしております。
ただ一口に景色といっても切り取り方、テーマの持ち方で同じ場所を撮っても
そこから様々な作品を生み出すことができます。
再開発などで目まぐるしく景色が変化しているのは東京だけの話だけでなく、日本中どこでも同じです。
大なり小なり変わる風景を切り撮ることこそ、写真のもつ記録性であります。
特別な場所に出かけて撮るのではなく、自分の知っている身近な場所から作品になりえる景色、
被写体を探してもらう、そういう視線を常に持つことが重要なのです。
その記録性に皆さんの持つ芸術的センスを加えることで、ただの記録写真から作品と呼べるものになるのです。
本道場でそういったセンスを磨きレベルアップしていきましょう。
日常×物語道場:こばやしかをる 師範(2021年4月~6月)
デジタル写真の黎明期よりプリントデータを製作する現場で写真を学ぶ。スマホ~一眼レフまで幅広く指導。メーカー講師、プロデューサー、ディレクター、アドバイザーとして企業とのコラボ企画・運営を手がけるなど、写真を通じて活躍するクリエイターでもある。日本カメラ社発刊「ご近所フォトのススメ」プロデュース。「GRⅢ PERFECT GUIDE」寄稿、リコーフォトアカデミー講師 写真家/クリエイター こばやしかをる WEB site
– 師範からのメッセージ –
初の女性師範として登場することになりました。
日常には様々な表情があり、その時間、目の前にある光景を感じて生きているあなた自身がいます。
各々が過ごす場所が違えば日常に見えるシーン・被写体も大きく異なる面白さを秘めています。
何気ないけど撮れる写真であり、なんでもないけど意味を感じる。
記録ではなく、感じたことや気持ちを伝えること。
それこそが物語です。
テーマは3つありますが、深く考えるよりも、自分の感性を大切にしチャレンジしてもらいたいと思います。
日々の中で真摯に写真に取り組む姿勢を見せてください。
プリントの現場で様々な写真を見てきた厳しい目でジャッジいたします。
■投稿作品の判定について
・免許皆伝:1つの作品においては師範の奥義に匹敵する出来であると認め、授けられる
・免許中伝:改善すべき点は見られるものの、一定以上の水準の作品に授けられる
・門前払い:今後に期待して、心を鬼にした師範から言い渡される
採用作品、判定は各道場の師範次第ではございますが、判定に応じて記念品をお贈りします。
それでは、引き続き「PENTAX道場」をよろしくお願いいたします!
より多くの方の挑戦を心よりお待ちしております。