PENTAX officialサイトでは、ユーザーの方々にご投稿いただいた、
PENTAX K-3 Mark IIIのレビュー記事を掲載中です。

製品の評価・評判が気になる方は、ぜひ生のユーザーさんの声を参考になさってください。

 


総合評価

4.8

270件の製品レビューの平均

製品コンセプト
光学ファインダー
画質
動体性能
操作性
デザイン
12
Quocunque Jeceris Stabit(投ぐればいずくにでも、立たん)、 一眼レフは進む!

楽しい。かつて一眼レフを世に放ったメーカーが、自ら一眼レフを継承する。そのマイルストーンとして記憶すべき歴史的な機体であると思った。まさにペンタックス100周年を記念すべきカメラだ(多少遅れたことはいつものことだ、目を瞑ろう。開発者はそのつもりで創っていたのは間違いない)。気持ちのいいファインダー、キレの良いシャッター、信頼できるAF性能、多種多様のレンズが使用可能、自然で美しく調教された画質。一眼レフを媒介とした価値ある写真体験。ペンタックス・ステートメントを改めて読み直してみても、それを体現しているカメラだと改めて理解できるし、現時点でK-3 Mark IIIは頂点に立つカメラの一つだと思う。今後のペンタックスの礎になるカメラであることは間違いなく、これをベースにしたKPシリーズや、エントリー機など妄想が膨らむ。当然、次世代K-1系のハードルはいやもうなく上がってしまったと思えるわけで、別の意味で長続きする楽しみを提供してくれる、罪作りなカメラだと思う。素晴らしいカメラを世に出してくれた開発スタッフに感謝!思う存分、一眼レフを楽しみます!

2021.06.09
10
所有感を満たしてくれる存在

ミラーレスカメラは、ファインダーを覗けばEVFという液晶モニターで、デジタル映像に変換された光と被写体を眺めつつ、撮影するスタイル。一方、一眼レフカメラは、撮影する瞬間まで被写体と本物の光をレンズごとの個性を通して、リアルに眺めつつ、撮影するスタイル。どちらも撮影した後にデジタル化されるというのは一緒ですが、その過程はこのように大きく違います。私も一時は、他社の高級ミラーレスカメラも使用し、どんなもんか2年程撮影してきましたが、結局、飽きて手放してしまいました。性能等凄いのですが、これは流しっぱなしの動画をその都度、トリミングしている行為と変わらないと思ったからです。また、撮影という記録も大事ですが、その時の空気感といいますか、デジタル化されていない目に焼き付いた本物の光景を自分の脳に記憶することが前提で、その自分の記憶のバックアップ(思い出としての写真)や他の人とその記憶の共有(写真を見せる行為)を図るため、撮影するといった考え方であれば、とても相性の良いカメラとなるに違いありません。様々な地で撮影し、楽しまれているPENTAX好きな方々なら、ご理解いただけるのではないかと思います。今回のK-3 Mark IIIは、決意表明の通りである作品だと思い、最高の相棒として様々なものを撮影し、記録していこうと思います。

2021.06.30